メンタルチェッキング
出かけた後に、「あれ、家に鍵かけたっけ?」と不安になることありませんか?
そんな時、私たちは鍵をかけたシーンを頭の中で思い返します。
その思い返しのことを、メンタルチェッキング(頭の中での確認行為)といいます。
よくやってしまう行為ですが、強迫性障害の方にとってはこれが、回復の妨げとなります。
強迫性障害からの回復のためには、少しずつ「強迫行為を手放していくこと」が必要です。
手放す時には大きな不安を伴うのですが、時間が経てば、必ずこの不安は小さくなっていきます。
不安が小さくなることが実感できるようになったら、強迫行為は手放しやすくなるのですが、メンタルチェッキングをすると不安が小さくなるどころか、ますます不安になってしまいます。
強迫性障害からの回復が思うように進まない方は、メンタルチェッキングをしていないか、自分の回復への取り組みを見直してみてくださいね。
※強迫性障害からの回復の取り組みは、1人で行うと悪化する可能性があります。できるだけ、専門家と一緒に取り組んでくださいね。
窪田佳美