先取りの不安

2025年02月26日 23:11

わたしたちは、時として、


先のことを考えて不安になります。



考えても答えが出ないことは、


頭ではわかっている。



しかし、先取りの不安が止められない。



あまりにもそのエネルギーが強いときは、


子ども時代にそのルーツを探してみましょう。



子どもは未熟な存在です。



だからこそ


「困ったときは頼ってもよい」


「困ったときは助けてもらえる」


というのは子どもの特権です。 



しかし、親、もしくは身近な大人を、


何らかの理由で頼ることができない。 



そのような子ども時代だと子どもは、



「困っても自分で何とかしなければならない」



そう考えて、


自分一人で自分のことを何とかしようとします。



そのために、


困らないように先のことを考える。



それは子どもが生き抜くための適応なのですが、


これが、大人になって「先取りの不安」の原因にもなります。



先取りの不安が強すぎるときは、


「困ったときに頼る」誰かを確保しましょう。



家族や友人、医療機関や相談機関でもよいです。



そして、不安を切り離して、


今、ここにある生活を楽しみましょう。



子どもが子ども時代を楽しむように。




窪田佳美