妊娠中抗うつ薬、先天心疾患を増やさず

2014年09月05日 13:48

文献:Huybrechts KF,et al.Antidepressant Use in Pregnancy and the Risk of Cardiac Defects.N Engl J Med. 2014 Jun 19;370(25):2397-407.

 妊婦94万9504人を対象に、妊娠初期の抗うつ薬使用と産児の先天性心疾患の関連をコホート研究で検討。先天性心疾患は抗うつ薬非暴露児1万人当たり72.3人、暴露児1万人当たり90.1人に見られた。調整なしの相対リスクは1.25、うつ病女性限定の調整後相対リスクは1.06で、抗うつ薬による大幅なリスク増加はないと示唆された。