子どもを褒めるとき
2021年01月18日 17:54
以前、「子どもを叱るとき」というブログを書きましたが、
子どもの褒め方がわからない。
という方も、実はけっこう多いです。
自分自身が親から褒められたことがない方にとって、
「子どもを褒める」というのは、
意識しないと難しい作業になるかもしれません。
「偉いね。」「頑張ったね。」
そのような褒め言葉がスムーズに出ない方は、
子どもの行動をそのまま言葉にするだけでもいいですよ。
子どもが宿題を終わらせたら、
「宿題できたね。」
それでいいのです。
ただ、
「今日は宿題できたね。」
「今日は」をつけると、
「褒める」ではなく「皮肉」になってしまいます。
「宿題できたね。明日も頑張ろうね。」
「明日も頑張ろうね」をつけると、
「褒める」ではなく「指導」になってしまいます。
「宿題できたね。いつもあなたはいい子だね。」
「いい子」というフレーズは時として、
子どもにとってプレッシャーになってしまいます。
なかなか難しいですね。
シンプルに、「宿題できたね」がよいのかもしれません。
子どもの頃、親から褒められたことがなくて、
自信を持てない方がいます。
自信を取り戻すためには「自分を褒める」ことが有効なのですが、
自分の褒め方がわからない。
そのような方も少なくありません。
その場合も、自分の行動を言葉にするだけでいいのです。
「仕事を終わらせた」
「家事をこなした」
「ゆっくり休養できた」
親から叶えてもらえなかったことは、
自分自身で取り組むことができるのです。
窪田佳美