暴露療法のコツ
2018年11月14日 21:09
不安や強迫で困っている方に私はよく暴露療法を行います。不安な場面に暴露させて慣れていくというものですが、コツとしては少しずつ負荷をかけていくという事です。例えば跳び箱が苦手な生徒に最初から10段跳ぶようにとは言いませんね。最初は3段、4段とハードルを少しずつ上げて自信を付けさせていきます。いきなり高いハードルを設定して失敗すると新たな不安の種となりますので注意が必要です。その不安のグレードを設定するために「不安階層表」を利用します。強迫については負荷を与えて強迫行為をしない事(反応妨害)で実際にはさほど何も起きない事実を確認する暴露反応妨害法を行います。この時も「少しずつ徐々に」が合言葉です。