治癒への恐怖
何故なら治癒したらまたパワハラ上司のいる職場に戻らないといけなくなるからです。
こういったケースでは薬物療法などに勉強熱心な、熱意のある主治医程こじれてしまうことがあります。
皮肉ですよね・・・
主治医が「頑張って治そう、復職させよう」とすればするほど患者は抵抗し悪化していきます。
こういった症例で良くない結末としては、主治医が「自分がこんなに一生懸命勉強して治療しているのに何故この患者はよくならないんだ・・・」と焦り狼狽し、挙句の果てに「治らないのは患者のせいだ」となってしまうケースです。
しかしよく考えてみてください。
治るも治りたくないも患者の自由なはずです。
こういったケースでは治そう復職させようと強引にパワープレーをするのではなく、まずは「これまでの辛かった気持ちを聞いてあげよう」という姿勢が良い結果につながることが多いように感じます。
渡邊院長