褒められている子供は友達が多い
日頃よく褒められている子供は友達が多い-。ライオンの子育てとお手伝いに関する調査で小学生母子のこんな意識が浮かび上がった。子供が褒められている頻度と「友達が多い」「授業でよく手を上げる」などのポジティブな自己評価には高い相関がみられることがわかった。「学校が楽しい」「学級委員をしたことがある」割合も高いことから、子供は褒められるほど積極性や自主性が高くなり、自信につながる傾向が示された。
調査はインターネットを通じて6月に実施。小学生の子供を持つ母親669人とその子供448人から回答を得た。
母親に理想の子育てについて聞いたところ、56・8%が「子供を褒めて育てたい」と回答。だが、日常的に子供を褒めている母親は44・1%にとどまり、叱っている母親は65・4%に達した。子供をもっと褒めたくても実際には叱ってしまう母親のジレンマが伺える。
母親が子供を褒めるタイミングは「お手伝いをした時」が78・2%で首位。子供がお手伝いをしてよかったと思うことは「褒めてもらえる」が54・5%で最も多く、「お小遣いやご褒美をもらえる」(31・5%)を上回った。
日頃お手伝いをしている子供の母親にお手伝いを習慣化させる秘訣を尋ねると、「簡単なことに取り組ませる」(71・4%)、「感謝の気持ちを伝える」(68・4%)、「子供の役目として割り当てる」(52・4%)が上位を占めた。