言語化を阻むもの
言語化の効能は、前回ブログに書きましたが、
実は、言語化を阻むものがあります。
言語化する相手がいない。
相手はいるが、言語化しても、否定されたり、
説得されたりで、受け止めてもらえない。
そのような、物理的要因もあるでしょう。
しかし、言語化を阻むもの、
実は、自分の中にあることが多いのです。
私たちは、過去の親子関係やトラウマの中で、
「考え方の癖」を背負います。
相手に負担をかけてはいけない。
周囲の雰囲気を壊してはならない。
私が我慢すれば、丸くおさまる。
そのような「考え方の癖」が、
言語化を阻むのです。
かつて私も、言語化を怠り、
「心身症」という心の病気になりました。
みなさんには言語化を提案するのに、
お恥ずかしい話なのですが......。
強くあらねばならない。
弱さを見せてはならない。
それが、私の言語化を阻む、
私が過去から背負った「考え方の癖」でした。
今の私は、
真の強さは、
自分の弱さを認め、表現できること。
と「考え方の癖」を上書きし、
意識的に言語化しています。
言語化を阻むもの、
みなさんの中にもありませんか?
窪田佳美