記事のアーカイブ

自己肯定感

2020年06月30日 13:02
子どもは、何でも親に報告します。学校で頑張ったよ。お友達と遊んで楽しかったよ。それを親に褒められることで、子どもの自己肯定感は形成されます。子どもは時に、わざわざ怒られるようなことも報告します。学校で失敗したの。お友達を怒らせたみたいなの。何故でしょう。子どもは、こんな私だけど、大丈夫?という確認を求めているのです。実は、この報告を親が受け止めることも、自己肯定感の形成に関係があるのです。学校で失敗した。それを親が受け止めてくれたら、子どもは「誰かの評価に振り回されない」おとなに育ちます。友達を怒らせた。それを親が受け止めてくれたら、子どもは「誰かの機嫌に振り回されない」おとなに育ちます。私は

窪田心理師の紹介

2020年06月28日 10:25
彼との出会いは約12年前。当時赴任した病院に彼がいました。「まだ先生の事認めてないですからね」と挑戦的アプローチをしてきたのが彼でした。僕は当時「おや?」「Who are...

集団療法始めます

2020年06月22日 10:53
7月より、集団療法をクリニック右隣のお部屋を使って始めます。ADHDミーティング、ASDミーティング、発達障害家族会、リワーク(復職)ミーティング、子育てミーティング、となります。ミーティングの詳細は、ホームページメニューの中から、「診療内容」→「グループミーティング、家族会」とお進みください。何故、集団療法?と、思う方も多いでしょう。20年程、集団療法をやってきましたが、個人療法でなかなか回復が進まない方が、集団療法で回復が進むということがよく起きるのです。集団療法には、それぐらいパワーがあります。集団はなんか怖くて......。そう思う方も多いでしょう。クリニックの集団療法は、否定されず、

正解ができない

2020年06月21日 09:40
仕事において、恋愛において、学校において、育児において、病気からの回復において、確かに、正解のようなものは存在します。しかし、正解ができないことってありませんか?私たちは、正解がわからないから苦しいのではなく、正解がわかっていても、正解ができないから苦しいのではないでしょうか。頭は合理的でも、心はそんなに合理的にはいきません。頭ではわかっていても、心がついてこないことはたくさんあるのです。正解ができない自分を責めないでくださいね。私たちは、正解ができない方を責めたり叱ったりしません。正解ができない気持ちに寄り添います。頭ではわかっていても正解ができない方、カウンセリングに来てみませんか?窪田佳

治癒への恐怖

2020年06月16日 20:10
パワハラで休職に追い込まれた患者さんの中には「治りたいけど、治るのが怖い・・・」と感じている人がいます。何故なら治癒したらまたパワハラ上司のいる職場に戻らないといけなくなるからです。こういったケースでは薬物療法などに勉強熱心な、熱意のある主治医程こじれてしまうことがあります。皮肉ですよね・・・主治医が「頑張って治そう、復職させよう」とすればするほど患者は抵抗し悪化していきます。こういった症例で良くない結末としては、主治医が「自分がこんなに一生懸命勉強して治療しているのに何故この患者はよくならないんだ・・・」と焦り狼狽し、挙句の果てに「治らないのは患者のせいだ」となってしまうケースです。しかしよ

心を「今、ここ」に

2020年06月16日 20:08
みなさんの心は、「今、ここ」にありますか?実は、私たちの心は「今、ここ」にないことが多いのです。過去のことをくよくよ後悔したり、未来のことをあれこれ心配したり。誰かの機嫌をそこねたのではと反省したり、嫌いな誰かのことを考えて悶々としたり。景色の良い場所にお出かけしたはずなのに、心は疲労困憊。けっこうあるんです。心が、「今、ここ」を離れて疲れてしまいそうな時は、目に見えるものに名前をつけてみましょう。空、雲、鳥、花、ご飯、コーヒー、時計、卓、右手、左手、右足、左足......。そして、心を「今、ここ」に戻しましょう。「今、ここ」を楽しんでみましょう。心が少し楽になるかもしれませんよ。窪田佳美&n

趣味で何が変わるの?

2020年06月15日 08:55
心の健康のために、趣味をしましょう。最近は、当たり前のように言われるようになりましたね。趣味をしたところで、何が変わるんですか?現実は変わらないじゃないですか?休日に趣味をしても、次の日が来て、会社に行ったら苦手な上司に会わなければならないんです。確かにそうです。趣味をしたからといって、現実は変わりません。では、何が変わるのか?「脳」が変わるんです。例えば、趣味の映画を見ている間、それに夢中になって、会社のこと、苦手な上司のことを考えなかったとしたら、「脳」が休憩できるのです。休日に「脳」が休憩できると、次の日のストレスを受け止めやすくなりますよ。「体」をたくさん動かすと、私たちは休憩します。

病気をきっかけに

2020年06月14日 14:48
病気になる前に戻りたい。そう思われる方は多いです。ただ、病気になる前の自分を少し見つめ直してみましょう。そこに「病気の種」はありませんでしたか?実際、病気になる前と同じ生活をすると、また病気になってしまう方が多いのです。私のオススメは、「病気をきっかけに行動を変える」です。自分を犠牲にして仕事をするのはやめよう。みんなに好かれる必要はない。辛い気持ちは我慢せず、誰かに聞いてもらおう。もしも、病気をきっかけに行動を変え、病気になりにくい自分になれたとしたら、病気はチャンスになるでしょう。病気をきっかけに、自分を見つめ直してみませんか?窪田佳美 

カウンセリング

2020年06月08日 11:05
辛い気持ちが癒されるためには、どうしたらいいのでしょう?辛い気持ちを言葉にして、誰かに聞いてもらうことが必要だといわれます。ただ、この「誰か」というのが案外難しいのです。例えば、おしゃべりな人。安心して話せませんよね......。正論を唱えて、説得する人。正解がわかっても、辛さは消えませんよね......。否定したり、説教する人。話す気すら無くなってしまいますよね......。誰にも聞いてもらえない辛い気持ちは、心の奥底に追いやられ、「病気のもと」になってしまいます。みなさんは、本当の気持ちが話せる安全な場所がありますか?カウンセリングは、自分のありのままの感情を話してもよい場所です。カウンセ

注意サインは人それぞれ

2020年06月08日 09:27
病気が悪化する前兆は個人個人で違います。知り合いに時々躁状態になる方がいて、その方は躁状態の前兆が「会話中に、やたらと韻を踏んで、ドヤ顔をしてくる」という分かりやすいものでした。注意サインが分かりやすい程早目の介入が可能となり本格的な悪化、入院を防ぐことが可能になります。渡邊院長
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